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出産振り返り③~自然分娩からの緊急帝王からの緊急帝王仕切り直し~

妊娠・出産

出産当時のことを振り返って書いています。パート①はこちら パート②はこちら

40週と3日目、深夜2:30頃に破水に気付いて、とうとう出産を迎えることができました。

この時はまだ陣痛は始まっておらず、産院へ向かう頃に生理痛きたかな?って感じ。

産院へ到着して、採血と内診をしてもらって破水&お産が確定しました。
確か白血球の数値がちょっと高いけどお産進めましょう、と言われたような覚えがあります。
これが後にとんでもない展開になるとは…

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陣痛は、内診してから一気に進んだ気がする。
陣痛部屋に通され、お産用のパジャマ(ネグリジェみたいな)に着替え。下着はショーツだけ。

ここからなんか体調がおかしくなってきて、めちゃくちゃ寒かった。

畳部屋で隙間風があるのか、2月で雪が降っていたのもありパジャマ&ショーツだけだと寒くて寒くて。

事前に調べた情報だと「お産は暑いのでうちわ持っていくといい」だったけど、全然寒すぎ!
持ってきたホッカイロで暖を取るんだけど、全然温まらなかった。

陣痛アプリで間隔を測りながらお産まで待つよう言われ、しばらく陣痛タイム。
明け方には、我慢できるとはいえ結構な痛みになっていました。

ここで想定外のことが…。

最初は10分間隔ぐらいから始まって徐々に短くなるのかと思っていたんだけど、6,7分だったり3分、10分以上だったりバラバラ。

夫とオンライン通話しながら陣痛に耐えていたんだけど、次どの間隔で来るか読めないし
スマホ1台だったので陣痛アプリ⇔通話アプリの切り替えが結構手間で。
だんだん痛くなってきて陣痛に集中しないと休めない状況になっていました。
出産直前までオンライン通話したいと思っていたけど、終了。

そして寒い、寒い、、。
エアコンの暖房をつけても寒い。

お腹も下し始める。
助産師さんに言うと、良いお産は下痢の傾向があるそう。

さらに想定外。

事前にYouTubeで調べていた、はんなりママさんの陣痛逃しをやろうと思っていたのですが、これが上手くいかなくて。
はんなりママさんの説明から、肛門あたりをかかとでグッと押さえることで痛みを逃せるのかな?と思っていたのだけど。

破水から始まったので、オマタに厚いお産用パッドを入れてて、しかもLサイズとMサイズの2枚を重ねていたので
かかとで肛門あたりに体重をかけてもふかふかしてイマイチ効いてる感じがしなかったです。

事前にやしろ優さんのYouTube(産後の動画)も見ていて、とにかく横にならないようにはしていたんだけど効き目分からず。
何より寒さの方に意識がいってしまってました。

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9時頃内診。

子宮口が全然開いておらず1,2cmだったと思う。
次お昼ごろにまた内診するとのこと。出産までまだまだかかる見込み。

ここから眠気が増してくる…。

深夜からずっと起きている状態だったので、陣痛の合間に寝てしまう。眠い…。
そして寒い(T_T;;;)そんな中で陣痛と下痢痛?

お産まで耐えられるのかな?と思うぐらい、体調面が不安。

そんな中、お昼前に助産師さんが様子を見にきてくれて。
熱を測ってもらったところ、なんと39度を超える高熱に!

どうも体調おかしい。

内診でさらに陣痛も強くなって、眠気で意識も無くなったりしていたので
これは体調がやばい、と思い、助産師さんへ

帝王切開への切り替えができないか?

と聞きました。

それで助産師さんから先生へ確認がいって、再度内診して。
子宮口の開きが進んでいない。高熱も変わらず。

それで、帝王切開が決まりました。

待機の間さらに陣痛が進み、痛さのあまり嘔吐。
お産は長丁場になるから食べれる時に食べた方がよいかと朝食のパン、ウィダーインゼリーなど
少しお腹に入れていたんだけど、全部吐き戻し。
もう体調げきわる。

母も駆けつけてくれました。夫に帝王切開になったことを報告。

それで11:30頃、帝王切開開始になりました。

10時間ほどで出産を終えるのかな…。
思ったお産と全然違った、と陣痛と体調もろもろと戦いながら思っていたのですが

ここからがさらに大変なことになるとは…。

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麻酔が入ったのですが、なぜか効かず。
お腹に器具を当てられると切られたのかと思って「痛いです、切ってますよね!?効いていません!痛い、痛い!」と訴え。

先生から
「麻酔ちゃんと入っているんだけどな、、感覚はあると思うけど痛みはないはず。
痛いと思うのは自分がそう思っているんだと思うよ」

もう一人の先生からは
「ちょっとは我慢しないとダメだよ」

と言われたのですが、
感覚も痛覚もある。

こんな状態で切られたらたまったもんじゃない!!!!!

と、「感覚あります、分かります!」と必死で訴え
身体をのけぞっていました。

すると先生から
「こんなに動かれたら危ない。これは手術できないね。
全身麻酔でやるしかない。総合病院へ搬送する」
と言われ、帝王切開中止になってしまいました。

それで急遽、もともと予定していた総合病院へ救急車で搬送されることに。
待っている間も寒くてガタガタ震えていました。

先生から「すでに下半身麻酔しているから、全身麻酔になると思うけど、そこは搬送先の病院で判断してもらってください。
だけどこのまま切らずに出産できるといいかもですね。今無痛分娩状態だから」と言われ、総合病院へ。

確かに移動中は陣痛の痛みから解放されていました。痛くない。
麻酔の効きが遅かったのかなぁ…

総合病院へ着いた後、診察。
無痛状態のまま出産できたらなと少し期待していましたが、子宮口4cm。
全開までまだまだかかる見込みとのことで、やはり帝王切開を行うことになりました。

他の産婦さんの帝王切開中で、その後やっていただくことになっていたので
しばらく待ち。

…の、間に麻酔が切れてきて再び陣痛。
しかも時間が経っているので3分間隔の強い痛みになっていました。

ここでも想定外の展開が。

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前の下半身麻酔が変に残っていて、陣痛はあるけど下半身にうまく力が入らない状態で
はんなりママさん姿勢が全く効かない状態になっていました。肛門あたりの感覚がないというか。
下半身がおかしいまま、本陣痛を真っ向から受け止める状況になりました。

もう、、、
激痛ってモンじゃないです。

理性を失うレベル。

頭をたたいて少しでも意識を別の痛みに向けたい。
1分間がとんでもなく長い。秒針の進みがとんでもなく遅い。
3分後が恐ろしく怖い。

必死で耐えるので喉がカラカラ。
でも手術が控えているので何も飲めず。助産師さんから口を濡らすのはOKと
うがいさせてもらって、その時は潤うんだけど痛みで吐き気が出てしまう。

それから1時間は経っていたと思う。
本陣痛状態でようやく帝王切開に入りました。
この頃には2分ぐらいの間隔になっていたと思う。

診察の結果、再度下半身麻酔になるとのこと。
麻酔科医の立ち合いのもと、慎重に麻酔を入れてもらい、感覚はあるけど痛覚はない状態へ。
それで、ようやく落ち着いて手術を受けることができました。

しばらくすると、

おぎゃあ!の声が。

ああ…産まれてくれたんだ、良かった。と思いました。
隣にややこを連れてきてくれて。
約10か月間、お腹の中にいたややことやっと会えました。

その後麻酔科の先生が、残りの手術の間少し眠りましょうか、と薬を入れてくれて。
手術が終わるまで眠りました。

これでようやく、出産を終えることができました。
想定外なことが多すぎなお産だったのですが、何より出産を終えて、無事なややこに会えて心底ホッとしました。

そして体調が悪かった原因ですが、なんと破水後に感染症にかかっていたようです。

白血球の数値が異常だったとのこと。
帝王切開に切り替えなかったら、ややこも感染症の可能性があり危なかったとのことでした。
(ちなみにややこの感染症がゼロではなかったので、入院中も経過観察して、退院時におそらく大丈夫との診断になっています)

あの時自然分娩にこだわらず、帝王切開に切り替える決断をして良かったと思います。

これが私の初めてのお産でした。
もう、事前に色々調べてた情報と全然違いました(^^;;;)

こんなケースもあると、参考になれば幸いです。

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